ウミガメ

久米島で多数のウミガメが殺された。正直、その殺人者の方が先日の元首相殺害犯より罪が重いと思う。人間は何十億人もいるのに、方やウミガメが絶命危惧種である。人は勝手過ぎる。自分たちの都合で勝手に他の弱い生物の命を奪う。誰か、自治体にでも相談したのだろうか、そうだとすると相談された方の対応はどうだったのか。それに対して元首相の殺害犯の統一教会への恨みは十分に理解でき、その応援をした一族を許せない気持ちも理解できる。

内閣支持率が上がったという。何も実績が出ていないのになぜか。元首相が殺害されるような世の中を怖いというが、こういう世の中にした最大の責任は自民党政権にあるのに、なぜ国民はその場でしかものを考えないのか? 不思議極まりない。過去にどんな悪さをしても「人の噂も七十五日」であり、過去のことを追求しない。司法も政権の言いなり。昔は東京地検特捜部が頑張っていたが、最近は見る影もない。統一教会のことも過去から問題であったのに何もしなかったのは自民党政権である。この点を国民はなぜ責任追及せず、反対に支持するのは理解に苦しむ。

反対に一度政権奪取した非自民党政権では、東日本大震災での原発対応を国民は批判したが、その元凶を築いたのは自民党政権である。この事実/責任を誰も追及せず、当時の政権批判を続けた。

こういう例を見るにつけ、日本国民はおかしい。全くおかしい。過去の過ちは全て水に流すのか? 過去の過ちをきちんと検証して前に進まないと何も進歩しない。だからこの国は進歩しないのである。そこに気が付き、国を変えるアクションをする政治家が出ない限り、この国は変わらない、他の諸国に劣っていくことだろう。

今朝がた元部下が他界したと聞いた。末期癌と闘っての最後であったようだ。

今は、この国も衰退した姿を見てみたいから、長生きしたい。